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「別れさせ屋って違法なの?」
「別れさせ屋に依頼するとトラブルになってしまうのかな?」」
とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
別れさせ屋というサービスや業者の存在は合法です。
法的に別れさせ屋を違法とする法律はありません。
しかし、別れさせ屋の中には違法行為をする違法業者がいるのも事実です。
そこでこの記事では、別れさせ屋の違法性と判断基準について詳しく解説していきます。
また、別れさせ屋とのトラブル事例や、適切な業者の選び方も紹介しています。
この記事を読み、別れさせ屋に依頼する際の参考にしてみてください。
目次
別れさせ屋の違法性について
別れさせ屋の違法性についてまとめると以下のような結論が出ます。
- 別れさせ屋の存在自体は違法ではない
- 日本調査業協会からは自主規制を受けているが法的根拠はない
- 特定の別れさせ屋や工作が違法にあたる可能性はある
以下ではそれぞれの内容について、具体的に解説してください。
別れさせ屋の存在自体は違法ではない
別れさせ屋の存在自体は違法ではないと言えます。
その理由は、別れさせ屋を禁止する明確な法律が存在しないからです。
例えば、ある男女が恋愛関係にあるとき、その関係を終わらせたいと思う第三者が別れさせ屋に依頼すること自体は、法律で禁じられていないのです。
しかし、その方法がストーキングや威嚇、脅迫などの違法行為に当たる場合、それは法律に違反します。
また、依頼人が別れさせ屋に依頼する際の契約内容によっても、違法性が問われることがあります。
したがって、別れさせ屋の存在自体は違法ではないと言えますが、その活動内容や方法によっては法律に触れる可能性があるということを理解しておきましょう。
日本調査業協会からは自主規制を受けているが法的根拠はない
別れさせ屋は、日本調査業協会から自主規制を受けているが、これには法的な根拠はありません。
その理由は、これらの規制は業界団体による自主的なものであり、法律によって強制されるものではないからです。
日本調査業協会は、会員企業に対して、プライバシーの侵害や違法行為を禁止するなどの規制を設けています。
しかし、これらの規制は会員企業の自主的な遵守に依存しており、法律で罰せられるものではありません。
したがって、別れさせ屋は日本調査業協会から自主規制を受けているものの、その規制には法的な根拠がないということを理解しておきましょう。
特定の別れさせ屋や工作内容が違法にあたる可能性はある
特定の別れさせ屋やその工作内容が違法にあたる可能性があるというのは、その行為が法律に違反する可能性があるからです。
例えば、以下のような工作をしている業者は違法にあたります。
- 詐欺行為をしている
- 探偵業度届出をしていない
- 不法侵入、恐喝、暴行、いやがらせ、無断でGPS設置をする工作をしている
- 無断でのGPS設置
- 対象者と肉体関係を結ぶ工作をしている
- 公序良俗違反にあたる工作をしている
したがって、別れさせ屋の存在自体は違法ではないとはいえ、特定の別れさせ屋やその工作内容が違法にあたる可能性があるということを理解しておきましょう。
詐欺行為をしている
詐欺行為を行っている別れさせ屋は違法です。
その理由は、詐欺行為自体が法律で禁じられているからです。
例えば、依頼人からお金を受け取ったにも関わらず、何も調査や工作を行わない業者は違法となります。
また、何もしていないのに調査や工作を行ったと偽る報告をする行為も、これは詐欺行為であり、法律で禁じられています。
したがって、詐欺行為を行っている別れさせ屋は違法ということになります。
参考記事:別れさせ屋は詐欺なの?
探偵業届出をしていない
探偵業の届出をしていない別れさせ屋は、違法行為の可能性が高いです。
その理由は、尾行調査が許可されていないからです。
具体的には、尾行調査は探偵業の届出をした者だけが行うことが許されています。
一般の人が尾行を行うと、それはストーカー行為やつきまとい行為とみなされ、法律で罰せられる可能性があります。
したがって、別れさせ屋の工作には尾行調査が必要不可欠であり、そのためには探偵業の届出が必要です。
その届出をしていない業者は、違法行為を行っている可能性が高いと言えます。
不法侵入、恐喝、暴行、いやがらせ、無断でGPS設置をする工作をしている
不法侵入、恐喝、暴行、いやがらせ、無断でGPS設置をする工作を行う別れさせ屋は違法です。
なぜなら、これらの行為は探偵業でも許可されていないからです。
例えば、ある別れさせ屋が恋人の家に無断で入り込み、その人を脅迫したとします。
これは明らかに不法侵入と恐喝に該当し、刑法上の罪になります。
また、無断でGPSを設置する行為もプライバシーの侵害となり、これも違法です。
いやがらせについても、人の名誉やプライバシーを侵害する行為は刑法230条により禁じられています。。
これらの行為を行う別れさせ屋は、法律に違反している可能性が高いです。
したがって、別れさせ屋を利用する際は、その業者が法律を遵守しているかどうかを確認することが重要です。
対象者と肉体関係を結ぶ工作をしている
対象者と肉体関係を結ぶ工作を行う別れさせ屋は、違法の可能性が高いです。
その理由は、別れさせ屋の指示で肉体関係を結び工作をする場合、管理売春にあたる可能性があるからです。
管理売春とは、他人の売春を斡旋し、その報酬から利益を得る行為を指します。
別れさせ屋が工作員を使い、対象者と肉体関係を結ぶ行為は、売春防止法に違反する行為であり、罰せられる可能性があるのです。
また、夫婦間での別れさせ工作の場合、不貞行為を促すことになるため、これも法的に問題となる可能性があります。
したがって、別れさせ屋を利用する際は、その業者が法律を遵守しているかどうかを確認することが大切です。
公序良俗違反にあたる工作をしている
別れさせ屋が行う工作が公序良俗違反にあたる場合、その行為は違法となります。
なぜなら、公序良俗違反は法律で禁じられているからです。
具体的には、公序良俗とは社会の公共の秩序や善良な風俗を指し、これに反する行為は法律で禁止されています。
別れさせ屋を巡る裁判例として、平成30年の裁判が挙げられます。
本件は、元カノと復縁を希望する男性が別れさせ屋に依頼をし、依頼は成功したのですが、依頼者が別れさせ屋の好意が公序良俗違反に反して違法であるため支払いを拒否したというものです。
結果として、裁判所は別れさせ工作が公序良俗違反に反しているとまでは言えないと判決が下され、別れさせ工作が公序良俗違反に当たらないと判断されました。
しかし、このような判断はケースバイケースで、具体的な行為内容や方法により、その判決は変わると考えられます。
したがって、別れさせ屋の行為が違法かどうかは、その具体的な行為内容によって決まるため、工作内容をしっかりと聞いた上で依頼を判断するのが望ましいでしょう。
別れさせ屋は危ない?別れさせ屋のトラブル
別れさせ屋を巡るトラブルとしては、以下のケースが上げれまれます。
- 詐欺
- 望む通りの結果にならなかった
- 工作がばれてトラブルになった
- 違法業者に依頼して自分も罪に問われた
別れさせ屋への依頼はやめたほうがいい?
ここまで別れさせ屋の違法性を見てきて、別れさせ屋への依頼を不安に感じた人も多いのではないでしょうか。
では、別れさせ屋への依頼はやめたほうがいいのでしょうか。
別れさせ屋への依頼をやめたほうがいい人は以下の人たちです。
- 安い費用でどうにかならないかと考えている人
- 違法な手段でも成功させたい人
- 相手の情報が少ない人
- 覚悟ができていない人
一方、別れさせ屋への依頼をしてもよいと考えられるのは以下の人たちです。
- どうしても別れさせたいという強い意思を持っている人
- 自分では解決できず、最後の手段として考えている人
- 適切な業者を探せる人
参考記事:別れさせ屋はやめたほうがいいの?
どうしても、別れさせたいという強い気持ちを持ち、最後の手段を使いたいという人は、別れさせ屋への依頼をするのが良いでしょう。
その際は、詐欺やトラブルにあわないよう、以下の別れさせ屋の選び方を参考に別れさせ屋を選んでください。
別れさせ屋の選び方
信頼できる別れさせ屋の選び方は以下の通りです。
- 相場より明らかに安い業者は選ばない
- 絶対に成功するという業者は選ばない
- 連絡・報告方法が明確化されている業者を選ぶ
- 探偵業届け出を出している業者を選ぶ
- 法人
- 契約書がある
- 口コミ評価がある
- 実績・相談件数が多い
- 途中解約できる
別れさせ屋に依頼をする際は、上記の条件に当てはまる業者に選ぶのが良いでしょう。
詳しくは、別れさせ屋の選び方を参考にしてください。
まとめ
この記事では、別れさせ屋の違法性について紹介をしてきました。
その結果、別れさせ屋の違法性は以下の通りであることがわかりました。
別れさせ屋の存在自体は違法ではない
日本調査業協会からは自主規制を受けているが法的根拠はない
特定の別れさせ屋や工作が違法にあたる可能性はある
別れさせ屋自体は違法ではないものの、業者によっては違法行為をしています。
そのため、別れさせ屋に依頼をする際には、適切な別れさせ屋選ぶびが大切です。